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インテリアコーディネーターを考える

楠 綾

先日、こんな研修の依頼がありました。
【どうやったらカーテンが売れるのか?】
ハウスメーカーのコーディネーター様向けに、カーテン受注率アップのための研修依頼です。

ハウスメーカーに所属するコーディネーター様は内装色・設備、
電気配線など、お客様との打ち合わせは多岐にわたり、
カーテンまで打ち合わせできる時間がとれない現状だと。
そして、昨今のカーテンの安売り店に押されて、価格面で負けてしまうこと、、
などの声を聴きました。

カーテン受注率UPを目的に依頼された研修ではありますが、
問題はカーテン受注だけではないと感じました。

インテリアコーディネーターの本来の役割を再認識し、
この仕事を愉しむ気持ちを持ってもらうことが大切だと考え、
研修内容を組立ました。

目まぐるしく変わる時代の中のインテリアトレンドを情報収集し、
お客様の様々な問いかけに答えられる、引き出しを増やす努力の大事さと、
カーテンだけ、照明だけ、家具だけを売る店とは違う、
トータルコーディネーターとしての自覚と提案の大切さを再認識してもらいたい。
お客様の【好き】を受け止め、総合的にカタチにして提案することが出来る
コーディネーターの役割は、多様なニーズの時代だからこそ、
必要とされていくと思うのです。
価格競争の時代、そこにトータルコーディネートという付加価値を付け、
きめ細やかな提案・サポートが出来ること。
設計や営業・工事などの部署を繋いで、
チームを作ってお客様への対応が出来ること。
想像以上に奥の深い仕事ですが、お客様に喜んでいただき、
<ありがとう、任せて良かった>の言葉を頂けることが、
何よりのモチベーションアップになります。

何のアイテムを売ったか、ではなく、どんなコーディネートをして
お客様に共感を得たか、そこが大事と感じていただける
コーディネーター様がふえますように。

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