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「もの・こと・ひと」三位一体が大切

蓮尾 泰三

私は奈良県で、エクステリア&ガーデンの設計施工ショップ、みどりDesign室「五感+」を運営しています。
(詳しくは、https://5kan-plus.comをご覧ください)

昔から私達の仕事は、空間を素敵にデザインすること=熟考されたものづくりを提供する事だと語られてきました。
実際に前職でも個性的且つこだわって創られる作品に高い評価をつけられていたことを思い出します。
熟考されたものづくり、それは供給する商品価値が高まることを意味するので、
設計施工事業を展開する者の根本理念ともいえることだと思います。

素敵な作品

しかしそれら作品が素敵だとしても、その工事を依頼したお客様が、果たして心から望んでいたものか、
且つ完成後に長く愛着を持って頂けているのか・・・。
残念ながらこれまでの経験では大満足とならない案件も数多く見てきました。
そんな時に、「こと=物語」の大切さを感じました。
昨今、物の提供だけでない、この「物語」の大切さを取り上げる情報をよく耳にします。

「もの・こと」は誰が創る?

職人さんとデザイナー

私達の仕事は、ある意味このIT時代に反した「人・事業」といえるでしょう。人の手で1つ1つ構築するビジネスです。
しかし、私はこれからの時代こそ「もの・こと・ひと」が三位一体となる、一見時代遅れにも見えるこのスタイルが
重要だと考えています。

私達の事業スタイルは、まず、ご縁を下さったお客様が、ご家族とこれからの生活に愛着を持って楽しんで頂ける空間を
手に入れ、「あのお店、あのデザイナーに頼んで良かったね〜」と心から感じて頂けます。
またデザイナーの意図をくみとり、心を込めて空間を造ってくれる協力会社さん、職人さんが、
安心してそしてプライドを持って日々の仕事に取組める環境でもあります。
そして私達デザイナーも頭に描いた世界に一つの作品を、お客様の大切なお費用と場所を提供頂き「作品=商品」を
創らせてもらえる上に、感謝の気持ちまで頂ける、この3者(お客様・職人さん・デザイナー)が
皆幸せになる貴重な仕事です。
つまりこの三位一体事業こそがこれからの時代に最も大切で最も重要なビジネスモデルだと考えます。

三位一体

次回はその関係性、その取り組みを具体的にご紹介したいと思います。
この記事を読んで頂いた皆様、心より感謝申し上げます。

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